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英語の「過去完了形」とは?「過去形」や「現在完了形」との違いも紹介

 

英語の「過去完了形」とは?「過去形」や「現在完了形」との違いも紹介

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過去完了形の結果用法は、過去のある時点から見てさらに前の状態や完了した動作の結果の影響が過去のある時点まで及んでいたことを表します。

 

「Her father had gone to office when she got up.」は、「彼女が起きた時、父は会社に出かけてしまっていた」と訳します。

 

「彼女が起きた」時点よりさらに前の時点で父は会社に出かけてしまっていた結果、父は家にいなかったため、彼女は父に会うことができなかったことを表しています。

 

結果用法は次に説明する完了用法と似たニュアンスのため、結果・完了用法と1つにまとめられることもあります。

 

4:完了用法

過去完了形の完了用法は、過去のある時点を基準に、それより以前に始めたことや起きたことが、過去のある時点で完了していたことを表します。「~し終えていた」「~していた」と訳します。

 

「I had already finished my homework when my father came home.」は、「父が帰ってきた時には、私はすでに宿題を終えていた」と訳します。

 

父が帰ってきたという過去のある時点において、それより以前に私が宿題を終わらせていたことを表しています。

 

完了用法では「already(すでに)」や「just(ちょうど)」などの完了や瞬間を表す副詞がよく用いられます。

過去完了形を使う3つのケース

過去完了形の4つの用法の他にも、大過去・仮定法過去完了・過去完了進行形という3つのケースで過去完了形を使います。

 

ここでは過去完了形を使う3つのケースについてご説明します。

 

1:大過去

過去に起こった2つの事柄について述べる時に、時間の前後を明確にするため、時間的に前に起こった事柄について過去完了形を使って表します。過去完了形を使用した古い方の過去を大過去と言います。

 

「She lost the watch I had given her.」は「彼女は私があげた腕時計を失くした」と訳します。

 

これは、「彼女が腕時計を失くした」という過去よりさらに前に、「私が彼女にその腕時計をあげた」ことを表しています。

2:仮定法過去完了

過去の事柄に対し、過去の事実に反する想像や願望を表す際に過去完了形を用いて表すことを、仮定法過去完了と言います。

 

「I had wanted to stay there for one more week.」は「私はもう1週間そこに滞在したかったのに」と訳し、滞在したかったけれど実際には滞在できなかったことが表現されています。

 

3:過去完了進行形

過去完了進行形は、過去完了形の継続用法と意味は同じですが、「ずっとその動作を続けていた」ということをより強調したい時に使用します。

 

「She had been waiting before he showed up.」は、「彼女は彼が現れるまでずっと待っていた」と訳します。過去完了進行形を用いることで、「ずっと待っていた」ことが強調されています。

過去形のみを使うケース

ここまで、過去完了形の用法や使用するケースなどについて説明しました。中には、過去完了形を使わずに過去形のみを使う場合もあります。

 

ここでは、過去形のみを使う2つのケースについて説明します。

 

実際に起きた順に述べる場合

過去に起きた2つの出来事を述べる場合でも、実際に起きた順に述べる場合には過去完了形ではなく過去形で表します。

 

また、「before」や「after」などで時間の前後関係がはっきりしている場合にも過去完了形を使わず、過去形を使います。

日常英会話の場合

過去完了形は日常英会話ではあまり使いません。大過去を使うような場面でも、カジュアルな口語では過去形のみを使うケースがほとんどです。

 

しかし、文章にする場合やフォーマルな場面では過去完了形を正しく使わなければ伝わらない場合もあります。場面により過去形と過去完了形の使い分けが必要です。

 

過去形の3つの作り方

 

 

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