過去形と過去完了形の違いとは?過去完了形を使うケース3つを解説

日本語では掴みにくい過去完了形の意味や感覚について、苦手意識を持つお子さんもいるでしょう。ここでは過去形と過去完了形の違いや過去完了形を使うケース3つと過去形のみ使うケース2つなどについて説明していきますので教える際の参考にしてください。

過去形と過去完了形の違いとは?過去完了形を使うケース3つを解説

過去形とは

過去形とは、過去のある時点での状態や動作、出来事などを表す時制表現です。

英語は、その出来事や状態などがいつ起きたことなのかによって、動詞の形を変えます。過去形では、一般的に動詞の後ろに「ed」をつけることで「~した」という過去を表す文章になります。

一般的には「ed」を付けるだけで過去形になりますが、中には動詞が不規則に変化するものもあるので注意が必要です。

この記事では過去形と過去完了形などについて解説していきます。お子さんが苦手な部分がある場合、保護者の方が教えられるように理解しておきましょう。

過去完了形とは

過去完了形は、過去のある時点より前から、過去のある時点まで行為や効果が続いていたことを表す時制表現です。

現在完了形と同じように、経験・継続・結果・完了という4つの用法があります。現在完了形の場合は「have + 過去分詞」で表しますが、過去完了形は「had +過去分詞」で表します。

過去完了形と過去形の違い

過去形が過去のある時点のみの状態などを表す時制表現であるのに対し、過去完了形は過去のある時点のみだけでなく、過去のある時点までの状態などが含まれている時制表現です。

例えば「The train left when I arrived at the station.」と過去形で表した場合、「私が駅に着いたとき電車は出発した」となり、電車に間に合ったのかどうかが分かりません。

これを「The train had already left when I arrived at the station.」と過去完了形で表すと、「私が駅に着いたときには、電車はすでに出発してしまっていた」となります。私が駅に着いた時点より前から列車は出発した状態が続いていることを表すことができます。

現在完了形との違い

現在完了形と過去完了形の違いは、基点となるのが現在か過去かという点です。

現在完了形は、現在から見て過去のある時点から現在までのことを表します。過去完了形は、過去のある時点から見てさらに前の時点から過去のある時点までのことを表します。

過去完了形の用法4つ

過去完了形には現在完了形と同じように、経験用法・継続用法・結果用法・完了用法の4つの用法があります。

ここでは、それぞれの用法の意味や使い方について見ていきます。

1:経験用法

過去完了形の経験用法は、過去のある時点で経験していたことを表し、「過去のある時点までに~したことがあった」と訳します。過去完了形の経験用法の例文を見てみましょう。

「I had visited Tokyo three times before I entered the college.」は「私は大学に入る前に3回東京を訪れたことがあった」と訳します。

「私が大学に入学した」という過去の時点より前に、東京を訪れるという経験を3回していることを表します。

2:継続用法

過去完了形の継続用法は、過去のある時点から見て、それより前の過去から過去のある時点までずっと継続していたことを表し、「ずっと~していた」と訳します。

「We had known each other for three years when we got married.」は、「私たちが結婚した時、知り合ってから3年になっていた」と訳します。

「結婚した」という過去の時点からさらに過去を振り返り、知り合った状態が3年継続していたことを表しています。

継続用法は、ある期間継続していたことを表すため、時間を表す「for」や、期間を指定する「until~」などの表現を合わせて使います。

3:結果用法

過去完了形の結果用法は、過去のある時点から見てさらに前の状態や完了した動作の結果の影響が過去のある時点まで及んでいたことを表します。

「Her father had gone to office when she got up.」は、「彼女が起きた時、父は会社に出かけてしまっていた」と訳します。

「彼女が起きた」時点よりさらに前の時点で父は会社に出かけてしまっていた結果、父は家にいなかったため、彼女は父に会うことができなかったことを表しています。

結果用法は次に説明する完了用法と似たニュアンスのため、結果・完了用法と1つにまとめられることもあります。

初回公開日:2021年03月06日

更新日:2022年03月29日

記載されている内容は2021年03月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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