子どもの非認知能力の育て方5つ|幼少期に伸ばすことの重要性も解説

子どもの非認知能力を育てることは、将来の成功につながる重要な要素です。本記事では、非認知能力の育て方や幼少期から非認知能力を伸ばす重要性、非認知能力を伸ばすために必要な環境などを解説します。非認知能力について知りたい方は、ぜひ本記事を読んでみてください。

子どもの非認知能力の育て方5つ|幼少期に伸ばすことの重要性も解説

「非認知能力って聞いたことがあるけど、一体どんな能力?」
「子どもの非認知能力を伸ばすために、保護者はどんな育て方をすれば良いの?」

このように、子育てをする中で目にすることもある「非認知能力」という言葉の意味を、正確に知っている方は少ないのではないでしょうか。また、非認知能力を子どもの幼少期に育てておく方が良いことも、あまり知られてないでしょう。

この記事では、非認知能力とは何か、幼少期から非認知能力を伸ばす重要性を紹介します。併せて、子どもの非認知能力の育て方や必要な環境なども説明します。

子どもの将来のために大切だと言われている非認知能力について知りたい方、どのような育て方をすれば良いか迷っている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

▼この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます。

非認知能力ってどんな力?

「非認知能力」とは、自尊心や意欲、協調性、忍耐力、計画性、自制心など人が持つ特性のことで、IQ(知能指数)のようにテストで測ることができません。

非認知能力は、大きく二つに分かれ、自己肯定感や自立心、自制心、自信など自分自身に関する能力と、協調性や共感力、思いやり、コミュニケーション能力などの他人と関わる能力、つまり社会性についての能力です。

幼少期から非認知能力を伸ばす重要性

様々な研究の結果で非認知能力の重要性を説いており、注目を集めています。

また、OECD(経済協力開発機構)は、非認知能力を「社会情動的スキル」と呼び、認知的スキルとともに「目標の達成」や「他者との協力」、「情動の抑制」などを養う大切さを提唱しました。

さらに、目標を達成する力や忍耐力などの非認知能力は、就学後の学力向上の基礎となるため、文部科学省も重要視しています。

非認知能力の4つの例

非認知能力は、「目標に向かってモチベーションを維持し、自分をコントロールして仲間と協力しながら、物事を成し遂げる」力であり、感情や心の能力であると言えます。IQや学力テストのように数値化できる「認知能力」の対義語となります。

認知能力以上に、子どもの将来的な成功や豊かさにつながる非認知能力の例を見ていきましょう。

1:自己肯定感

「自分は、保護者や周りの大人から愛されている大切な存在である」という自己肯定感は、人生の土台となる非認知能力です。

自分や他者への愛情や信頼感が物事をやり遂げる力となるでしょう。逆に、自己肯定感が乏しいと、難しい問題や苦難に直面したとき、自分の力を信じることができず、諦めてしまったり、チャレンジし続けられません。

2:進んで行動する意欲

物事に対する意欲や興味は、子どもの世界を広げたり、新しい能力を開花させたりする重要な非認知能力です。子どもの意欲を広げるためには、周囲の大人が子どもの自主性を尊重して育てることが大切です。

また、自分自身で動機づけし、没頭したり試行錯誤を繰り返すことができる力も、子どもの頑張りを左右するでしょう。

3:コミュニケーション能力

コミュニケーション能力や協調性は、幼稚園や保育園、習い事などで、幼児期からすでに必要となる非認知能力の一つです。

自分一人では解決できない問題を友達と協力して取り組んだり、目的に向かって誰かとともに成功させたりする経験は、コミュニケーション能力や協調性がなければ得られません。また、子どもは他者と関わることで多様性を学び、成長していくでしょう。

4:気持ちを制御できる能力

継続力のある人や成果を出せる人は、自分の感情をコントロールし、気持ちの切り替えができる非認知能力を持っています。

物事がうまく進まなかったり、予想外のトラブルが生じたときも、悲観的な感情に支配されず、粘り強く取り組むことができます。

自制力や忍耐力がある人は、諦めずに物事を最後まで完遂することができるでしょう。

子どもの非認知能力の育て方5つ

人生において重要になる非認知能力を伸ばすには、幼少期の育て方が重要と言われています。保護者は、子どもにとって身近な大人です。そのため、保護者のかかわり方で非認知能力の伸ばし方も変わってくるでしょう。

子どもの非認知能力の育て方について解説します。

1:子どもが興味を持ったことはさせる

子どもに興味や意欲を持ったことをさせることは、非認知能力を育てます。

「まだ早い」「危ないから」と子どものやりたいことを制止したり、子どもが飽きるまでやりきれるように環境を整えたりするなど、サポートをしてあげましょう。

ただし、それは放置することとは異なるため、怪我などをしないように、さりげなく見守ることも必要です。

2:子どものありのままを受け入れる

保護者などの近しい大人が子どものありのままを受け入れることで、自己肯定感が育まれます。

どんなときも自分の見方でいてくれる、自分は大切な存在である、という安心感によって、子どもは自分に自信を持つことができ、非認知能力の土台となります。

子どもが物事を達成したときや失敗したときは、「頑張ったね」「残念だったね」と共感したり、労ったりする言葉がけが重要です。特に、3歳ぐらいまではたっぷりと愛情を示す育て方をしましょう。

3:頑張っている姿を褒める

子どものありのままを受け入れるのと同時に、正しく褒めることも子どもの自己肯定感を高めるのに効果的です。

褒め方を間違えると、子どもが褒められるために行動したり、子どもにプレッシャーを与えることになりかねません。「すごいね」と褒めるのではなく、子どもが頑張った姿や、子ども自身が褒めてほしいポイントについて、具体例を示して褒めてあげましょう。

4:遊びを通して様々な経験をさせる

幼少期の子どもは、遊びを通して非認知能力を育むことができます。遊びの中には、様々な能力を伸ばすきっかけが無数にあるからです。

たとえば、遊具の少ない公園や自然の中で遊ぶことで創造力を鍛えたり、知らない子と遊ぶことでコミュニケーション能力や協調性、リーダーシップ、忍耐力、交渉力などを養ったりすることができます。

たとえ、結果が失敗に終わっても、遊びを通して様々な体験することで、自ずと多くの能力が向上するでしょう。

5:自分の失敗談も子どもに伝える

身近な大人が失敗した経験を子どもに伝えることで、子どもは「成功だけが重要ではない」「失敗してもやり直すことができる」ということを学びます。逆に、保護者が失敗を隠す育て方をすると、子どもは失敗を恐れるようになります。

回復力ややり遂げる力などの非認知能力が高い子に育てるには、身近な大人が失敗を共有すると良いでしょう。その際、どのように立て直したのか、やり直すためには何が必要だったか、まで見せられると、なお効果的です。

非認知能力を伸ばすために必要な環境3つ

学力などの認知能力は、学校の教師や塾の講師など、専門の先生が教えることによって身につけていきます。一方、非認知能力は特別な教室や教材などが必要なわけではありません。

だからこそ、保護者は「何をすれば良いのか」と戸惑ってしまうこともあるでしょう。保護者がすることは、指示や命令ではなく、子どもに非認知能力を育みやすい環境を与えることです。

ここでは、非認知能力を伸ばすために必要な環境を紹介します。

1:1つのことに熱中できる時間を作る

前述したとおり、非認知能力が高い人を育てるには、興味や好奇心を持ったことを子どもにさせてあげられる環境が必要です。子どもが夢中になれるものを見つけて、それに取り組める時間を作ってあげましょう。

育児や家事、仕事などで忙しい保護者は、「早く早く」とせかしてしまいがちですが、子どもが納得いくまで1つの物事に没頭する姿を見守ることが大切です。

2:子どもがのびのびと活動できるスペースを確保する

子どもの非認知能力を育てるためには、安心してのびのびと遊ぶことができるスペースも必要です。たとえば、ハサミや花瓶などが置いていない屋内や交通事故や川への転落事故などの心配がない屋外などです。

子どもが不安感を抱くことがない、安心で安全な環境を与えてあげましょう。

3:子どもが自発的に関わることができる遊びを取り入れる

非認知能力は、大人が学ばせるのではなく、子どもが自主的、能動的な関わりから得るということが重要です。子どもは、興味を持った遊びに自ら近づいて、手に取り、試行錯誤する中で、非認知能力を向上させていきます。

保護者は、子どもが自発的に関わろうとしている遊びを見極めて、積極的に取り入れましょう。特別な遊びを用意する必要はなく、日常的な遊びの中から見つけ出せば十分です。

非認知能力の育て方を理解して子どもの可能性を広げよう

大人は、テストの点数やIQなど、目に見える認知能力に目を向けがちです。しかし、今後も激しく変化する社会で生き抜くには、非認知能力が欠かせません。

非認知能力を育てるには環境が重要であり、保護者の理解が必要となるでしょう。特に、幼稚園・保育園児~小学生の時期は、非認知能力を育てるのに適しています。

近くにいる大人が非認知能力の育て方を理解することで、子どもの成功や発展の可能性を広げることができるでしょう。

▼この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます。

初回公開日:2021年12月01日

更新日:2021年12月14日

記載されている内容は2021年12月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

RELATED
保育園見学をする理由やチェックポイント|予約の際の注意点も併せて解説
子育て
2022年01月05日

保育園見学をする理由やチェックポイント|予約の際の注意点も併せて解説

3歳の子どもが言うことを聞かない場合の対処法5つ|根気強く接することが大切
子育て
2022年01月05日

3歳の子どもが言うことを聞かない場合の対処法5つ|根気強く接することが大切

ダイソーのおすすめの財布と小銭入れ10選!代わりアイテムも紹介
子育て
2022年01月05日

ダイソーのおすすめの財布と小銭入れ10選!代わりアイテムも紹介

子供におすすめのそろばんアプリ9選!メリットや学習のポイントも紹介
子育て
2022年01月05日

子供におすすめのそろばんアプリ9選!メリットや学習のポイントも紹介

非認知能力を鍛える遊び9つ|注目される理由や高めるコツも紹介
子育て
2022年01月05日

非認知能力を鍛える遊び9つ|注目される理由や高めるコツも紹介

赤ちゃんのストロー練習におすすめのマグ11選|使い始める時期も解説
子育て
2022年01月05日

赤ちゃんのストロー練習におすすめのマグ11選|使い始める時期も解説

一人っ子の子育てがデメリットしかないと言われる理由|メリットについても紹介
子育て
2022年01月05日

一人っ子の子育てがデメリットしかないと言われる理由|メリットについても紹介

子どもの遊び食べで見られる行動は?食べ物で遊ぶ理由や対処法も紹介
子育て
2022年01月05日

子どもの遊び食べで見られる行動は?食べ物で遊ぶ理由や対処法も紹介

入学式にはどんなアクセサリーをつけるべき?おすすめと選び方のポイントを紹介
子育て
2022年01月05日

入学式にはどんなアクセサリーをつけるべき?おすすめと選び方のポイントを紹介

ひらがな学習におすすめのおもちゃ20選|選ぶ際のポイントも解説
子育て
2022年01月05日

ひらがな学習におすすめのおもちゃ20選|選ぶ際のポイントも解説

お宮参りの初穂料の相場とは?のし袋の書き方やお金の包み方も紹介
子育て
2022年01月05日

お宮参りの初穂料の相場とは?のし袋の書き方やお金の包み方も紹介

2歳の誕生日ケーキはどんなものがいい?おすすめの手作りケーキも紹介
子育て
2022年01月05日

2歳の誕生日ケーキはどんなものがいい?おすすめの手作りケーキも紹介

子どもの名前の決め方って?基本的なルールやおすすめのアプリもあわせて紹介!
子育て
2022年01月05日

子どもの名前の決め方って?基本的なルールやおすすめのアプリもあわせて紹介!

離乳食に鮭を食べさせていいのはいつから?注意点や冷凍保存のポイントも紹介
子育て
2022年01月05日

離乳食に鮭を食べさせていいのはいつから?注意点や冷凍保存のポイントも紹介

指しゃぶりをやめさせる方法|する理由や気になることもあわせて紹介
子育て
2022年01月05日

指しゃぶりをやめさせる方法|する理由や気になることもあわせて紹介

ひらがなが読めるようになるのは何歳から?覚えるまでの過程や教えるコツも紹介
子育て
2022年01月05日

ひらがなが読めるようになるのは何歳から?覚えるまでの過程や教えるコツも紹介

子供への時計の教え方|読めるようにする際のポイントとメリットも紹介
子育て
2022年01月05日

子供への時計の教え方|読めるようにする際のポイントとメリットも紹介

楽しい九九の覚え方7つ|つまずきやすい要因やサポート方法も紹介
子育て
2022年01月05日

楽しい九九の覚え方7つ|つまずきやすい要因やサポート方法も紹介

小学生の平均勉強時間はどのくらい?目安や習慣づけるためのコツも紹介
子育て
2022年01月05日

小学生の平均勉強時間はどのくらい?目安や習慣づけるためのコツも紹介

思春期で反抗期の女の子と親が接する際のポイント|子どもに起こる変化も解説
子育て
2022年01月05日

思春期で反抗期の女の子と親が接する際のポイント|子どもに起こる変化も解説