絵に描かれたモノや色使いから見る子供の心理総合23選|注意することなども解説 絵に描かれたモノや色使いから見る子供の心理総合23選|注意することなども解説 - chokomana
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絵に描かれたモノや色使いから見る子供の心理総合23選|注意することなども解説

 

絵に描かれたモノや色使いから見る子供の心理総合23選|注意することなども解説

 

年齢で見る子供が描いた絵と心理状態の4つの関係

子供は、鉛筆など筆記用具を握れるようになると殴り書きを始め、年齢が上がるにつれて様々な絵を描くようになります。大人では思いつかないような自由な発想で描かれる絵に、ハッとさせられたこともあるでしょう。

 

成長と共に変化していく子供の絵は、彼らの発達と深い関係があります。本記事では、年齢別に子供が描く絵と、その心理状態の関係を紹介していきます。

 

1:錯画期

0~2歳までの時期は「錯画期」と呼ばれますが、直線や曲線をこすりつけるように描いて、その描かれた対象自体に興味を持つ時期です。

 

この時期はまだ、「何かを描く」という段階ではなく、自分の手で描かれたものを見て、その手と目の連動に興味を募らせます。

2:命名期

2~3歳ごろに「これなぁに?」と盛んに聞いてくる時期を「命名期」と言い、自分の描いた線や丸に、「ママ」「りんご」などと名付けるようになります。

 

線や丸、三角形や四角形などを描き、それを自分の経験と結び付けて連想し、名付け、絵を上達させていきます。まだ何を描こうと考えて描いているわけではありません。

 

3:カタログ期

語彙が増え、言葉の理解力が進む3歳~5歳頃までの時期を「カタログ期」と言い、自分が知っているものの形を描けるようになります。

 

色にも興味を強く示し、自分の経験を元に様々なものを表現しようとします。描かれているものには関係性がなく、気分やその時の感情で自由に色を使う時期です。

4:図式期

4歳~9歳は知的に著しい成長が見られる「図式期」と呼ばれ、関連性のある意味をもたせた絵を描くようになってきます。ものの大小、順序、固有の色など、認識した概念を絵に表現できるようになる時期でもあります。

 

ベースラインと呼ばれる線で地面を引き、その上に人や建物、花などを描くようになるのが、この時期の特徴と言えるでしょう。

 

色の使い方から見る子供の心理10選

絵で使われる色には、子供の心理が反映されていると言われます。では、子供が絵を描く時に無意識に使っている色には、どんな心理状態が隠されているのでしょうか。

 

子供の発達段階によって使う色も異なりますし、4歳頃からは男女で好む色も変わってくるため、「この色を使うからこの子は○○なんだ」と容易に決めつけることはできないでしょう。

 

ここでは、そのような傾向もあるとした上で、一般的な色使いから見る子供の心理をご紹介します。

1:赤

視覚に強烈な印象を与える赤は、子供が好んで使う色で、活発でポジティブなイメージです。好奇心旺盛で元気いっぱい、意欲的な子供が良く使う傾向があります。

 

一方で「怒り」や「不満」などの強い感情を発散させる効果があるため、子供が赤を荒く使う場合は愛情を強く求めていたり、周りに不満を持っていることがあります。

 

2:青

深く濃い青色は、集中力を持って自分の世界に没頭する心理を、薄めの明るい青色は爽やかで晴れやかな気分を表します。自立に向かって様々な経験にチャレンジしていく気持ちの意味合いもあるでしょう。

 

また、一方で気持ちが沈んでいる時に使われる色でもあります。

3:黄色

黄色は明るい太陽をイメージさせる色で、子供は陽気な気分の時によく使います。小さな子供は特に好んでよく使い、晴れやかな楽しい気分を表すことが多いでしょう。

 

また「自分に注目してほしい」、「甘えたい」などの自己アピールを示す色であるため、子供が黄色を多用する時は構ってほしい気持ちが強い場合があります。

 

 

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