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小学1年生の「国語が苦手」を克服するには?環境作りについても解説

 

小学1年生の「国語が苦手」を克服するには?環境作りについても解説

本格的な学習が始まる小学1年生。まだ勉強の辛さ、大変さよりは楽しさの方が勝っていて、活き活きと学習に励む子どもたちの方が多い年頃です。

 

しかし、小学1年生の時点ですでに国語を苦手に感じている子どもも少なからずいます。「まだ1年生なのに」とお悩みの保護者の方も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、国語が苦手になる原因を解説し、さらに苦手を克服する方法や読書を習慣づける方法も詳しく紹介します。記事を読むことで、国語が苦手な理由とその対策についてもしっかりと理解することができます。

 

国語が苦手なお子様を持つ保護者の方や、読書の習慣をつけさせたい保護者の方はぜひご覧ください。

 

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小学1年生が国語を苦手になってしまう原因

小学1年生が国語を苦手になってしまう理由は単純で、「文が読めないから」です。

 

当然、国語の授業は教科書の文章を「読む」ことを中心に展開していきます。書いてある文章の意味が分からなかったり、理解するのに時間がかかってしまったりすると授業についていくのがやっとです。「国語が苦手な子」はすなわち「読解力が低い子」なのです。

 

数年前に行われた学習到達度調査において、日本の学生の読解力が低下していることが話題になりました。子どもの読解力低下は、昔から存在する現象ではなく、近年顕著になった傾向なのです。

 

国語の何が苦手かを見極めよう

苦手を克服するためには、当然「何が苦手なのか」を正しく見極める必要があります。「何が苦手か」が分からなければ、対策は不可能です。

 

小学1年生が主に苦手とする要素を以下に示しました。どのタイプに属するかによって、その対策は変わってきます。まずは何を苦手としているのか、しっかり見極めましょう。

読むことが苦手な子

読むことが苦手な子はとても多いです。たとえば、簡単な本(教科書でも可)を読ませて、どんなお話だったか尋ねてみましょう。1冊まるまるではなく、1つの場面でもかまいません。

 

読むのにどれくらいかかったでしょうか。あらすじを説明できたでしょうか。読むことはできても上手く説明できない子もいるので、内容について保護者が質問するのも効果的です。

 

極端に時間がかかったり、読めない字が多すぎたり、またお話を大部分理解できていなかったりすれば、「読むことが苦手な子」と考えてよいでしょう。

 

書くことが苦手な子

文章から必要な情報を読みとる、すなわち「インプット」ができても、それを人に話したり、書いたりする「アウトプット」が苦手な子も多く存在します。

 

学校のノートやテストを見てみましょう。極端に字が汚かったり、字の間違いが多かったり、文の構成が破綻していたりしていないか確認してみてください。

 

文の構成が破綻、というと難しく感じるかもしれませんが、小学1年生であれば、主語と述語が正しい順番で文の中に収まっていれば問題ありません。

 

上記のいずれかに該当していれば、書くのが苦手である可能性は高いでしょう。

読むことも書くことも苦手な子

読むことも書くことも苦手、という子も多いでしょう。「読むこと」と「書くこと」は決して別の能力ではなく、相関関係を持つと考えた方がよいでしょう。

 

「国語が苦手」を克服するには

先述したように、苦手を克服するためには原因にきちんと対応した対策を講じる必要があります。

 

読むことが苦手であれば読むことに特化した対策、書くことに関しても同様です。また両方であれば、当然両方の対策を取り入れる必要があるでしょう。

 

以下に苦手な分野ごとの対策を記載しましたので、実践してみることをおすすめします。

読む力をつける方法

読むのが苦手な子に対しては、やはり読書をさせるのが手っ取り早い方法です。

 

しかし、読むのが苦手な子であれば、みずから進んで読書をするのは難しいでしょう。読む練習には、学校のテストにも直結する国語の教科書や教材プリントなどを使うのがおすすめです。

 

教科書にのっている物語や小説であれば、要素ごとに抜き出して整理してみるのが有効です。要素とは、たとえば「時間(いつ)」、「場所(どこで)」、「登場人物(だれが)」、「行動(何をした)」、「感情(どう感じた)」などを指します。

 

音読するなども有効な方法として取り上げられますが、どちらかというと「読み上げる(発話する)」分野の能力なので、まずは内容を「理解する」方を優先します。

 

 

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