小学生の平均勉強時間はどのくらい?目安や習慣づけるためのコツも紹介

「小学生ではどのくらい勉強させたらよいのだろう」
「子どもの家庭学習がなかなか定着しないけどどうすればよいのか」
「勉強のサポートの仕方がわからない」
小学生のお子さんの勉強について悩まれている保護者の方は多いでしょう。やみくもに勉強時間を長くするのではなく、楽しく効率よく学習を進めることが大切です。
ここでは、小学生の勉強時間の目安や習慣づけるためのコツを紹介していきます。また、勉強するのにお勧めな時間帯や保護者ができるサポートについて教科別に詳しく見ていきます。
まだまだ成長過程にある小学生の勉強時間の目安や勉強を進める上でのポイントについて知り、効率よく勉強ができるようサポートしましょう。
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小学生の平均勉強時間はどのくらい?
小学生の平均勉強時間はどのくらいなのでしょうか。
ある企業の調査によると、小学生の平均勉強時間は約70分、そのうち宿題に費やす時間が約40分とされています。学年によって差がありますが、宿題プラス30分前後の勉強時間の家庭が多いと言われています。
小学生の勉強時間の目安とは?
小学生の勉強時間の目安はどのくらいなのでしょうか。一般的に、小学生の勉強時間の目安は学年×15分と言われています。
学習時間は、長ければよいというものではなく、特に低学年の場合は、集中できる時間が短い傾向にあるため、勉強する時間は短くても集中して行う時間を増やしていくとよいでしょう。
勉強に適している3つの時間帯
ここでは勉強に適している3つの時間帯について紹介していきます。
脳がすっきりしている朝、夕飯までのタイムアタックを生かせる夕方、記憶に残りやすい夜
の3つの時間帯です。それでは詳しく見ていきましょう。
1:朝
勉強に適している3つの時間帯の1つは朝です。
記憶の整理がされ、体の疲れがとれた睡眠後である朝は、頭がすっきりしていて元気に活動できるため、勉強するのにお勧めな時間帯と言われています。
2:夕方
勉強に適している3つの時間帯の2つ目は夕方です。
学校から帰宅後の夕方の時間帯は、体や脳は疲れていることでしょう。しかし、夕飯までに宿題は済ませてしまうなど、短時間であれば時間が区切りやすく、細切れ学習に向いています。
疲れていて集中力が散漫になりやすい反面、色々なアイデアが浮かびやすく、創造力が豊かになりやすいともされているため、発想力が求められるような学習は向いているのではないでしょうか。
3:夜
勉強に適している3つの時間帯の3つ目は夜です。
寝る直前の記憶は定着されやすいと言われ、夜には漢字や計算問題など、暗記するものがお勧めです。夜の方が頭がさえる方は、算数などのじっくり考える問題に取り組んでもよいでしょう。
勉強を習慣づけるための4つのコツ
少しの短い時間からでもよいので、勉強する習慣づけを行うことが大切です。そして、子どもに合ったそれぞれの勉強法や時間帯などを工夫し、楽しく勉強が行えるようサポートしましょう。
ここでは、勉強を習慣づけるための4つのコツを紹介します。
- 低学年のうちに机に向かう習慣をつける
- 子どもに合う方法で勉強する
- 子どもに合う時間帯に勉強する
- アプリやゲームを取り入れて勉強を楽しくする
1:低学年のうちに机に向かう習慣をつける
低学年のうちに机に向かう習慣をつけましょう。
低学年のうちは、まだ勉強もそれほど難しくなく、勉強に抵抗を示す子が少ない傾向にあるため、短い時間でよいので机に向かう習慣をつけます。
2:子どもに合う方法で勉強する
子どもに合う方法で勉強をさせましょう。
勉強法や教材がよくても、子どもに合っていなければ、それらを見直す必要があります。普段から見ている子どもの性格や好みに合わせて、勉強をする方法を検討してください。
3:子どもに合う時間帯に勉強する
子どもに合う時間帯に勉強させましょう。
子どもによっては、習い事をしていて夕方や夜の時間帯は勉強する時間がなかったり、朝はとても苦手で勉強には集中できなかったりすることもあるでしょう。勉強がはかどる時間帯を見極め、勉強を促してください。
4:アプリやゲームを取り入れて勉強を楽しくする
アプリやゲームを取り入れて、勉強を楽しくしましょう。
単調に勉強を進めていると飽きやすく、勉強するモチベーションがなかなか上がらないこともあります。そのような時は、アプリやゲーム方式で行える勉強を取り入れながら、楽しく勉強を進めてみてください。
アプリやゲームを取り入れて楽しく勉強がしたいという方には、「名探偵コナンゼミ」がおすすめです。
「名探偵コナンゼミ」は、子どもから大人まで楽しめるナゾトキゲームです。スマホやタブレット、パソコンで週2回程度の頻度で配信されるアニメを見ながら簡単に楽しめます。
小学生の勉強時間を減らすための6つのポイント
集中力が続きにくい子どもの場合、勉強時間自体は減らし、効率よく勉強ができるようにサポートすることが大切でしょう。
ここでは、小学生の勉強時間を減らすための6つのポイントを紹介します。
- 勉強は時間ではなく内容で決める
- 問題点をしっかりと把握する
- 完璧を求めないようにする
- 完璧を求めないようにする
- 勉強を早く終わらせるアイデアを出す
- 子どもの話はきちんと聞く
1:勉強は時間ではなく内容で決める
勉強は時間ではなく、内容で決めるようにしましょう。集中せずにダラダラと勉強をしていても、学習効率が悪くなる可能性があります。その日に取り組む内容を絞り、集中して効率よく勉強できる方法を検討してください。
2:問題点をしっかりと把握する
問題点をしっかりと把握させましょう。
わからない問題があると、その時点で勉強を進めることができなくなったり、どうしたらよいかわからず無駄な時間を過ごしてしまうことがあります。子どもがつまづいている箇所や理解できていないところをしっかり把握し、フォローするようにしてください。
3:完璧を求めないようにする
完璧を求めないようにしましょう。
毎日計画通り、一定の勉強を続けることができればよいですが、時には、予定が変わってできなくなったり、やる気があまり出ないこともあることでしょう。そのような時は、完璧さを求めず、勉強時間を少し短縮し、柔軟な対応を意識してください。
4:子どもの行動に口出しせずに見守る
子どもの行動に口出しせず、見守ることも大切です。
子どもの行動は時に無計画であり、保護者が考えていることとは全く違う考えで、行うことがあります。一見、効率の悪い勉強方法を行っていても、様子を見守ることも意識してみてください。
5:勉強を早く終わらせるアイデアを出す
勉強を早く終わらせるアイデアを出してみましょう。
たとえば、「勉強を早く終わらせたらおやつにしよう」「勉強のあとはお出かけしよう」などと提案してみてください。ゴールが近くに感じられるほど、子どもは集中して取り組みやすくなるでしょう。
6:子どもの話はきちんと聞く
子どもの話はきちんと聞くようにしてください。
勉強に対して、子どもなりの考えや意見を持っていることがあります。それをきちんと聞かずに、保護者のやり方で取り仕切ろうとしても反発心が芽生えてしまうでしょう。
小学生にとって家庭学習より大事なこと
小学生にとって家庭学習より大事なこともあるでしょう。
人との関わりの中で、協調性、自己統制力、自己肯定感などを育み、自己実現に向けて積極的に努力できる力は、勉強したことを生かすためにも必要な能力です。
社会性やコミュニケーションをとる力
小学生にとって家庭学習より大事なことは、社会性やコミュニケーションをとる力です。子どもが自立していく力をつけるためには、他の子どもとも積極的に関わり、社会性を身につけましょう。
友達との遊びを通して得られるであろう、コミュニケーション能力、一緒に挑戦したり努力する力、頑張った時の達成感、人の話を聞く力、共感力、勝ち負けなどの感情をコントロールを学ばせることも意識してみてください。
授業内容を理解する力
授業内容を理解する力も大切でしょう。
家庭学習を行うことは大切なものの、授業をおろそかにして進めても、定着率が悪くなる場合があります。普段の親子の会話などを通して、授業の内容をしっかり把握できる集中力や理解力を身につけさせてください。
学年が上がり進級したあとも、自分自身で授業内容を理解し、習得できる力につながるでしょう。
【教科別】保護者ができる3つの勉強サポート
保護者の適切なサポートがあると、子どもは安心して勉強を進めることができるでしょう。算数、国語、理科・社会の場合はどのようにサポートしていけばよいのでしょうか。
ここでは、教科別に保護者ができる3つの勉強サポートを紹介していきます。
1:算数の場合
算数の基本である計算問題を繰り返し行い、定着させましょう。
計算問題は、算数の問題の基礎であり、子どもがしっかり理解していないまま先に進むと、その先でもつまづいてしまうことがあります。まずは、計算問題をしっかり行えるようサポートしましょう。
間違いがあったら、子どもに寄り添いながら、間違えの原因を探って、しっかり理解できるようにサポートしてみてください。
2:国語の場合
低学年のうちは、音読や教科書の書き取りを勧め、高学年になったら、教科書の内容や新聞の社説やコラムなどを要約してみることを勧めてみましょう。その際、音読を聞いてあげたり、よいタイミングで質問をしたりしてもよいでしょう。
読解問題でつまずいている場合は、設問の読み間違えなのか、文を読み間違えているのかなど、間違った理由について一緒に丁寧に振り返ってみてください。
3:理科・社会の場合
理科、社会は身近なテーマに基づいていることも多く、子どもが関心や疑問などを持ちやすいでしょう。教科書通り勉強を進めるだけではなく、子どもが興味を持ったタイミングで、実際に体験できる活動につなげてみてください。
興味を持ったことに対して、楽しみながら知識を深めていくことで、勉強に広がりを持たせられるでしょう。
自宅での勉強が習慣づかない場合
自宅での勉強が習慣づかない場合はどうしたらよいのでしょうか。
一気に全ての習慣を変えてしまうことは難しいでしょう。完璧を求めず、継続することを目指してみてください。
また、勉強する時間帯がバラバラだと習慣化が難しいため、できるだけ時間帯を変えない努力をしましょう。勉強に対して楽しいという気持ちがない場合には、勉強が楽しくする工夫も大切です。
小学生の勉強時間を知っておこう
ここまで、小学生の平均勉強時間や目安、習慣づけのコツなどについて説明してきましたが、いかがだったでしょうか。紹介した内容を参考に、普段の生活の中で子どもをよく観察し、子どもに合わせた勉強法や時間帯を選んでみてください。
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