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7歳になっても集団行動が苦手な子どもへの対応とは?特徴や疑われる病気を解説

 

7歳になっても集団行動が苦手な子どもへの対応とは?特徴や疑われる病気を解説

 

 

集団行動が苦手な子どもに疑われる病気とは?

集団行動ができない原因には、子どもの性格的な問題であることもあれば、病気の場合もあります。素人が正確に切り分けることは不可能なので、小学校低学年のあいだは見守って、いつまでも集団行動ができない場合は、専門家の判断を仰いでみましょう。

 

ここでは、集団行動が苦手になる原因として疑われる病気について紹介していきます。

ADHD

ADHDの特徴は、「不注意」「多動性」「衝動性」の3点です。ADHDは、日本語では「注意欠陥多動性障害」と呼ばれ、行動そのものが名称となっています。

 

不注意とは、忘れ物が多い、約束を忘れる、気が散るなどを指しますが、子どもの頃は多かれ少なかれ見られる状態です。多動性や衝動性も小さな子どもには見られる行動ですから、親がADHDと決め付けるのではなく、専門家の診断を仰いでください。

 

出典:ADHD(注意欠陥多動性障害)|つだ小児科クリニック
参照:https://tsudashonika.com/disease-cat/dd/adhd/

 

ASD

ASDは日本語で「自閉スペクトラム症」または「自閉症」と呼ばれる発達障害です。「アスペルガー」とも呼ばれる「アスペルガー症候群」も広義ではASDに分類されます。

 

ASDの特徴はさまざまですが、代表的なものは「言葉が遅い」「他者への興味が薄い」「こだわりが強い」などです。

 

出典:小児科でのペクトラム症(ASD)のサポート|上星川ファミリークリニック
参照:https://www.kamihoshikawa.clinic/child/autism-spectrum-disorder/

ID

IDは「Intellectual Disability」の略語で、日本では「知的能力障害」と呼ばれます。IDの特徴もさまざまで、重い場合は「言葉の遅れ」「覚えている言葉が少ない」など幼少期に発見できますが、軽い場合は気付かないまま年齢を重ねることもあります。

 

原因は多岐に及んでおり、主に中枢神経系疾患が原因となるため、早期に治療や療育、教育を受けられるよう、きちんと診断を受けることが大切です。

 

出典:知的障害(精神遅滞)| e-ヘルスネット(厚生労働省)
参照:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-04-004.html

 

愛着障害

愛着障害とは「アタッチメント障害」とも呼ばれる後天性の障害です。愛着障害は、育ててくれた人と子どもとの間に愛着がうまく生まれないことが原因で発症し、過度に人を恐れるようになってしまったり、逆に誰にでもなれなれしくなってしまったりします。

 

愛着障害の発症は5歳前とされており、対人関係において矛盾する対応を示すことが特徴です。

 

出典:愛着障害(アタッチメント障害)| マドレクリニック
参照:http://www.madreclinic.jp/pm-top/pm-symptom/pm-symptom-21/

集団行動が苦手な子どもの特徴を知ってから対応してみよう

集団行動が苦手そうに見える子どもでも、本当に苦手としている子どももいれば、本人にその自覚がない場合もあります。集団行動ができるようにどう対処すればいいかは、集団行動を苦手としている原因によって異なります。

 

また、本人の意志とは別に、病気が原因となっていることもあるので、理由や原因を決め付けず、本人の話をよく聞くことも大切です。

 

集団行動が苦手な子の特徴を把握し、子どもに特徴があてはまるのか確認した上で、対処方法を考えていきましょう。

 

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