就学時健康診断に引っかかる3つの理由とは?訓練方法についても紹介 就学時健康診断に引っかかる3つの理由とは?訓練方法についても紹介 - chokomana
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就学時健康診断に引っかかる3つの理由とは?訓練方法についても紹介

 

就学時健康診断に引っかかる3つの理由とは?訓練方法についても紹介

 

就学時健康診断はいつ行われる?

就学時健康診断は、小学校に入学する前年度の10月上旬から11月30日までに行われます。

文部科学省によって11月30日までに行うよう定められていますので、これより後に行われることはないでしょう。住んでいる市町村から通知と就学時健康診断に必要になる書類が送られてきます。

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就学時健康診断の目的とは

就学時健康診断は市町村の教育委員会や学校側が、これから就学する子供の心身の状況を把握するために行われます。

心身の状況の把握は、就学先の決定や、保護者への教育に関する助言を行う際に重要です。また子供の心身の状況を保護者や子供本人にも認識と関心を深めることで、入学までに健康上の準備をしたり生活を正したりすることができます。

3歳で終わってしまう乳幼児健診の次に受ける検診のため、3歳で見逃されてしまう病気や異常を発見できることもあり、適切な治療や支援を促すこともできる大切な機会にもなります。

保健所の検診と連携されることがある

就学時健康診断で発達に心配な点がみられると、保護者の許可を得たうえで保健所と情報を共有し活用されることがあります。

就学時健康診断は初めての場所・初めてのことで緊張してしまい、いつも通りの行動がとれないという子供は多いです。

保健所で行われる乳幼児健診でも発達に関する検査が行われるため、保健所と連携することで、就学時健康診断で見られる心配な点が1歳半検診と3歳児検診の際から見られることなのかどうか確認をすることができます。

 

就学時健康診断で引っかかっても診断がつくことはない

知的障害や発達障害の診断は専門の医療機関に受診し、詳しい検査を行うことで診断をつけます。

そのため、就学時健康診断で行われる健診内容だけでは、知的障害や発達障害の診断はつきません。

あくまでも就学時健康診断では「可能性がある」という所までになります。就学時健康診断で引っかかったからと言って、障害があると決めつけてはいけません。

就学時健康診断に引っかかる3つの理由

就学時健康診断で引っかかるには、何かしらの原因があります。原因を知ることで子供の緊張からなる物なのか判断できる上、早期発見に繋がってその後が大きく変わってくると言えるでしょう。

また、引っかかった理由が分からないのは保護者にとって不安に繋がることもあります。

ここでは就学時健康診断で引っかかる理由を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

1:保護者の問題を疑われる

保護者からの虐待を感じさせる状態にあると判断されると、就学時健康診断に引っかかる可能性があります。

具体的には、「体の状態」「虐待をされたと感じさせる言動」「心の状態」から見られ、不自然なケガや痩せすぎな体、極端に心を開かない、大人が手を上にあげる動作にビクビクするなどと言ったことが見られると引っかかるでしょう。

虐待でも原因として、子供の何かしらの障害を知らない、対処法が分からないなどといった理由から来る場合は、保護者へのサポートに繋がることもあります。

2:健康状態の遅れの心配

極端に細い体型や視力、聴力、虫歯に関する内容で就学時健康診断に引っかかることがあります。

多くは、生活習慣の見直しや治療をする必要がある内容を指摘されます。また、体が小さかったり痩せていたりすることだけが体の問題だと感じるかもしれませんが、実は肥満でも就学時健康診断で引っかかる可能性があります。

肥満は、精神面の発達の遅れから我慢が難しく肥満状態になっている場合もあるため、専門的なアドバイスが必要になることもあります。

 

3:目立つ行動をしてしまった

就学時健康診断では、初めてのことで不安になる子供も多くいます。しかし、その中でも好ましくない行動で目立ってしまうと、引っかかる可能性が高くなるでしょう。

椅子に座って話を聞くことや順番を待つことができない、教室を抜け出してしまうといった行動は、多くの子供が集まる中で目立つでしょう。また面談の先生との会話が成立しない、先生の指示を理解することができないといったことも引っかかる対象でしょう。

 

 

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