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ギャラン反射とは?いつまで見られるのか・反射を起こす方法も紹介

 

ギャラン反射とは?いつまで見られるのか・反射を起こす方法も紹介

赤ちゃんは、急に頭を後ろに倒して手足を伸ばして泣き出すこともあります。お母さんは、赤ちゃんに異変があったのかと心配になります。しかし、これは赤ちゃんの原始反射(新生児反射)と呼ばれる、赤ちゃんに備わった反応です。

 

赤ちゃんの原始反射はさまざまなものが報告されています。その中には、かわいい仕草が人気のギャラン反射があります。ここでは、ギャラン反射について説明します。

 

ギャラン反射は、かわいいだけの仕草ではありません。赤ちゃんの通常の活動の一部として自然に起こるものです。ギャラン反射の要因を知ると、赤ちゃんの成長を身を持って実感できるでしょう。

 

ギャラン反射で起こる、お尻をフリフリするかわいい仕草は、成長すると見られなくなる期間限定のものです。赤ちゃん成長の軌跡として、このかわいい仕草を思い出として記録してはいかがでしょう。

 

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ギャラン反射とは?

ギャラン反射とは、赤ちゃんに生まれつき備わっている原始反射の一つです。うつ伏せにした赤ちゃんの、背中の外側を上から下へと優しくさすります。すると、右側をさすれば右のお尻が右側へプリッと動きます。左側をさすると左のお尻がプリッとします。これがギャラン反射です。

 

お尻をフリフリするギャラン反射は赤ちゃんの成長上、とても大切なものです。ギャラン反射をすることで、中枢神経が発達すると言われています。

 

出典:原始反射・ギャラン反射|一般社団法人日本小児神経学会
参照:https://www.childneuro.jp/modules/about/index.php?content_id=29

 

原始反射は期間限定

ギャラン反射は、新生児~生後半年頃に見られる原始反射の一つです。この時期に原始反射が現れないときには、脳や神経に異常がある可能性があります。そのため、原始反射をチェックすることで、赤ちゃんの成長を確かめることができるでしょう。

 

原始反射としては、モロー反射や把握反射が知られています。自分の意思で動く随意運動が発達すると、原始反射は徐々に見られなくなります。赤ちゃんが成長している証しです。

赤ちゃんに見られるその他5つの原始反射

原始反射とは、赤ちゃんの意思に関係なく、無意識に動く反射運動のことです。外から受けた刺激が大脳ではなく、脊髄や脳幹に伝わって起こります。ここで紹介する原始反射は足踏み反射・吸啜反射・モロー反射・パラシュート反射・探索反射です。

 

いくつかの原始反射は、乳幼児健診でもチェック項目に入っています。どれも、自宅でお母さんが簡単にチェックできるものです。家族でチェックして、赤ちゃんの成長を確かめてみましょう。

 

1:足踏み反射

赤ちゃんの両脇を支えて、足の裏が床に触れるようにしてください。すると、歩いているように、足を交互に動かします。これが足踏み反射で、自動歩行とも呼ばれています。足踏み反射は、新生児から生後2ヶ月ころまでに見られる原始反射です。

 

出典:踏み直り反射(placing reflex)|一般社団法人日本小児神経学会
参照:https://www.childneuro.jp/modules/about/index.php?content_id=29

2:吸啜反射

赤ちゃんが口で指や乳首をくわえると、吸い付いてくる動作を吸啜反射といいます。母乳やミルクを飲むための反射です。

 

母乳を吸うことが、顎の発達も促しています。顎を動かすことが、脳を発達させるということも分かってきました。脳が発達する生後4~6ヶ月には消失する原始反射です。

 

出典:吸啜反射 (sucking reflex)|一般社団法人日本小児神経学会
参照:https://www.childneuro.jp/modules/about/index.php?content_id=29

 

 

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