子供が偏食をする原因と治し方総合22選｜子供の健康に与える影響なども解説

子供はなぜ偏食するのか

ほとんどの子供が少なからず偏食を経験しています。なぜなら、子供の味覚はとても敏感だからです。苦みや酸味がある食べ物には敏感に反応します。そのような味が危険だと本能で知っているからです。

子供が偏食する原因7つ

子供が偏食をするのは食べ物の味から危険だと察知するからです。そのため、子供が偏食をするのは体質や遺伝などによる本能が原因の場合があります。

ただし、子供がいろいろな物を食べて経験を積んでいくうちに、その経験が偏食の原因となる場合もあります。

子供の偏食をなくしていくためにも、それらの具体的な原因を把握しておきましょう。

1：過去の経験によるもの

子供が偏食するものが、過去にその食べ物で体に悪影響が出た記憶が残っているからという理由が考えられます。それを食べたあとに気持ちが悪くなった・吐いた・寝込んだなどの体験が、子供の偏食を招いている可能性があります。

それらのことがトラウマとなり、その食品を一生、食べられなくなる人もいます。

2：遺伝的なもの

子供の偏食が保護者からの遺伝である場合もあります。

食事の間はじっとできない子供などは、保護者からそのような遺伝を受け継いでいる可能性があると考えられています。

3：食べたことがない恐怖心によるもの

子供が偏食する原因として、食べたことがない物に対する恐怖心があります。

大人はすでに何度も口にした物も、子供にとっては初めてであり、どのような味や食感かが分かりません。そのため、警戒心が邪魔になり食べられないのです。

4：普段の生活によるもの

子供が偏食する原因に、普段の生活習慣が不規則であるという理由が挙げられます。間食が多い家庭は、実際の食事の時間に子供のおなかが空いていないため、好きな物しか食べないなどの偏食が起こります。

また、保護者が偏食だと子供にもその食品を食べさせなかったり食事内容が偏ったりするため、子供も偏食になりがちです。

5：食感や味の好き嫌いによるもの

食感や味の好き嫌いから、子供が偏食してしまう場合があります。

硬い、大きいなどの物理的な要因から食べづらいと感じているケースもあり、調理方法を工夫して解決することもあります。

6：間食などをして空腹ではない

何回も間食をしていると空腹の時間がなくなるでしょう。そのため、間食が多い家庭では、子供が間食をしすぎて、大切なご飯のタイミングで空腹状態になりません。

空腹ではないため食欲がわかず、食事では好きな物を少しつまむだけとなってしまう場合があります。

7：保護者側が偏食の可能性がある

子供は食べたことがない物に対して恐怖心を持って、食べないことがあります。もし、保護者が偏食で、ご飯に出される物に偏りがあると、子供が食べる経験が少なくなってしまいます。

そのため、いろいろな物を食べるという経験が少ないことで、食べたことがなくて恐怖を感じる物が多くなり、偏食の原因となってしまう可能性があります。