逆境を乗り越える底力は生まれつきのもの? – ベテランエンジニア3名の経験から語られる崖っぷちを乗り越える力を手に入れる方法

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逆境を乗り越える底力は生まれつきのもの? – ベテランエンジニア3名の経験から語られる崖っぷちを乗り越える力を手に入れる方法

 

株式会社Branding Engineerは、「エンジニアがもっとキャリアについて熟知し、一人ひとりがそれぞれにあった最適なキャリアを歩めるようにサポートしたい」という思いから開催しているキャリアイベントを開催しています。

今回はコワーキングスペース茅場町 Co-Edoと共同で開催した”多様なキャリアのエンジニアと考える、キャリア戦略会議 #1”のイベントレポートです。

 

【登壇者一覧】

 

モデレータ

橋田一秀(株式会社ホットスタートアップ 代表取締役)

新卒でNTTデータに入社後、ベンチャー企業の株式会社うるるへの転職を経て2014年4月起業。

ランディングページを簡単に作れるツール、ペライチを運営。

ブログ – 30歳からのスタートアップ

登壇者

小山田 浩 (フリーランス(エンジニア・Webエンジニア向けパーソナルコーチ))

フリーターを2年経験した後に派遣でIT系にシフト。外資系企業でWindows系インフラの業務やPMを6年経験。人材会社に転職して初の正社員。Web系な人を対象にキャリアコンサルタントを7年経験。過去の色々な経験を活かしたい気持ちから昨年からフリーランスになる。

井出新吾 (株式会社モトアップ エンジニア)

大学在学中にアメリカに短期留学中にインターネットの素晴らしさに触れ、プログラマーに。大手コミュニティサイト運営会社に派遣で入社その際に独立。

その後Livedoorと契約し数十台のサーバー運用・負荷分散・アプリケーションリニューアル等対応を行う。その経験を活かし受託で大手サイト(PV7億)/新規サイトの立ち上げから7000万PVまでのサイトスケールアップなどを行い、その時の負荷分散の経験を用いて現在は自社製品の開発及新規受託案件の拡大を行っています。

これまでの数々の困難な経験を明かした井出氏。その力の根源とはなになのか、その力を身につけるために必要なものはなになのか。他の登壇者の経験も踏まえながらその本質を探っていきました。

小山田:話しを伺う中で井出さんは相当辛いものを乗り越えてきたんだなとということがわかったのですが、その辛いものを乗り越えていく耐性というのは昔からありましたか?

 

井出:僕は…なんなんですかね

 

橋田:だいたいの人は逃げると思うんですよね。逃げるという選択肢を取らずに、粘れた理由がなんなのかを知りたいですね

 

井出:振り返ると、どっかのタイミングで1回思考が止まりますね。「絶対無理」みたいな。

「絶対無理だろう。でも自分がやらなければやる人いないから、逃げたらそこで関わった人との関係で言うと逃げた臆病者なんですよ。自分の場合はそういった人と関係値があったのでその関わっていた人のためにという側面はありましたね。

 

あとは、でも基本ドMですね(笑)

だから生まれ持っていると言えばそうなのかもしれないです。

 

橋田:

確かに崖っぷちっていう状況になると本当に逃げたい思いが出てくるんですよ。

でもこういった状況の時にいかに粘れるかどうか、は本当に大事ですよね。

 

井出:

そういった状況になったときは、なんで逃げようとしてるのかというのを1回考えますね。ただ嫌だから、というだけだったらちょっともったいない感じがしてしまいますね。

なんで嫌なのかな、というのを考えてみると自分の技術力のなさが露呈されるからいやなのか、睡眠不足になるから嫌なのか、というところとかが理由として出てくると思うのですが、どこかに自分の逃げみたいなのがあるのであればその現実から目を逸らしてはだめだと思いますね。

でもこのように考えることが出来るのは、追い込まれたときに超えた快感を1回味わっているからですかね。そうじゃなきゃ多分耐えられない、と思いますね。(笑)

 

日記を書いて自分を俯瞰してみる習慣を作る

 

橋田:最近、エンジニアリングの話ではないですが僕もそういう状況があり、今日決断したんですけど、決定まではうだうだ迷っているわけですよね。1週間ぐらい「いやー、これどうしようかな」みたいな風に迷っていて、毎日考えている。

僕の性格の影響も大きいと思うのですが、自分は振り返りが苦手なんですよ、要するに過去の失敗を活かすのが下手くそ。なので結構、僕はいわゆる起業家なので起業家にありがちなのは、前だけみて突撃してしまう人が多いんですよ。そこである人からアドバイスされたのは、日記書くことだったんですよね。日記を書くという行為は、自分や自分を取り巻く環境を俯瞰してみることができるようになるんですね。基本的にあとから考えてベストな選択を取れなかった時というのは、メンタルブロックがかかってる状態であることが多いと思うのですよね。井出さんの例でいうと、自分の技術力のなさが露呈するのがいやだとか、そういうのは大体ベストな選択を妨げると思うんですよね。人間弱いのでこういったことは多く起こるのですが、そういったバイアスで最も良い選択ができなくなるのはよくないので、日記などを書いて、なんでこうなっているのかというのをしっかり思考して文章化するようにしたり、夜帰り道は必ず落ち着いて考える時間を取るとか、瞑想するという方法を取る人がいてもいいと思いますね。

スティーブ・ジョブズが瞑想するのもそういった意味があるらしくて瞑想をすると基本的には呼吸だけを意識するので、思考が止まってすごい落ち着いて自分を客観視することが出来るようになるんですよね。そういう習慣を持っている人は強いですね。

こういったなにか自分を客観視出来る機会をしっかり持つというのはとても大事だと思いますね。定期的にこういった機会を持つことが鍵になってくると思うので、エンジニアなので是非生活をハックして仕組み化できるといいですね

 

自分の中のどん底を経験上わかっていて、あそこに戻りたくないと思って頑張れる

小山田:先ほど井出さんに生まれつきかどうか聞いた理由はあったのですが、私も含めてなのですが、耐性を持っている人が共通してあっているので、橋田さんがよく言ってる崖っぷち理論だなという風に思っていて、井出さんも結構あったと思うのですが人生の中で追い込まれた時期というのが振り返ると結構ありました。その経験によって、自分の中のどん底というのがどういうものなのかっていうのが経験わかっていて、あそこに戻りたくないなというのが心の根底にあって、目の前にいやなことがあってもこれを乗り越えないとあそこに戻ってしまうんだということを経験上わかっているというのもありますね。

そういうのがあると今大変なのかもしれないけど、過去に経験したようなどん底に行くのとどっちがいいかと言われたら、目の前のことを頑張るべきだと思えて、やろうかなと思えるようになりますね。

 

井出:確かにそれはそうかもしれないですね。

 

橋田:一番つらい経験なんですか、みたいな質問をしてみたいんですが

 

井出:なんだろうな〜

 

小山田:そこはその時々の転機になったのは、派遣でエンジニアやっていて、外資系だったのですが、上司からPMをやらないかというのを打診されて、私ともう一人ネイティブの外人が候補だったのですが、私はマネジメントがいやで人の上に立つのとかって向いてないなと思ったし出来ないなと思ったのですが、多分このチャンスを逃してしまうとまずいかなと思ったのでいやだけど手を上げたんですね。これは多分逃げちゃマズイなってなんとなく思って。28歳で正社員の経験がなくて、そろそろ結婚とかも視野に入れ始めるし、ここを逃げるとまずいと思い、いやだけど頑張って手を上げました。じゃあいいことがあったかというと結構また大変なことがあって、英語が出来ないのにPMをやったので一番つらかった時は、あったこともないアメリカの人に対して自分がやっているプロジェクトの状況を報告しろと突然言われた時ですね。しかも電話会議だったんですね。電話会議って英語経験がある人でもなかなか難しいし、相手がなにものかわからないのでそうとう難しい…

 

一同:無理..(笑)

 

小山田:そう、無理なんです(笑)しかも朝7:00からでしたね。

あの時が人生の中で一番成長した時期だと思いますし、英語のスキルも一番ありましたね。

英語は追い込まれたらなんとかなるということもわかりましたね。

 

こういった経験は自分の中では転機だったなと思いますね。

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【テクスタ☆】一社目の企業選びが成功の秘訣!?SE出身ベストティーチャーのCTO今氏が語る、SIerからWebエンジニアへの失敗しない転職方法

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今回は、SEからWebエンジニアへ転向し、Web系企業を2社経験。その後、株式会社ベストティーチャーのCTOを勤めていらっしゃる今 佑介氏に登壇していただきます。
イベントではWebへ転身する際の一社目の決め方や、Web業界への転職に活きる実績作り、スキルアップの方法についてなど、SIer勤務のSEの方がWebエンジニアとして転職を成功させるために重要なトピックについてお話しいただきます。

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